Mapboxで国ごとのポリゴンデータを表示したかった。
その時のデータ作成をまとめておく。
最終的には、海外在留邦人人数調査統計をもとに色分けマップを作っていく。
国ごとのポリゴンデータを取得する
https://www.naturalearthdata.com から世界地図データがダウンロードできます。
このサイトでは多くのボランティアによってあらゆるタイプのプロジェクトでの利用が許可されます。
また、10m、50mなどの縮尺で利用できるマップデータセットを提供し、ベクターデータ、ラスターデータを利用できます。色々と活用できそうですね。
ダウンロードページ
https://www.naturalearthdata.com/downloads/ ページに移動します。
いくつかの縮尺精度がありますが、今回は50mを選択します。
「Cultural」をクリックします。
ベクターデータのダウンロードページに遷移します。
細かなプロパティは必要ないので、「Admin 0 – Countries」の「Download countries」をクリックします。
Zipファイルがダウンロードされます。解凍すると、shpファイルが取得できます。
shpファイルをGeoJSONファイル形式に変換する
https://mapshaper.org/ のサイトを利用します。
アクセスすると、inport filesを指定するように表示されます。
ここに先ほど解答したshpファイルをドラッグ&ドロップします。
世界地図のポリゴンデータが表示されます。
右上の「Export」をクリックします。ダイアログが表示されるので「GeoJSON」を選択し、「Export」をクリックします。
これでローカルに変換されたJSONファイルが取得できます。簡単ですね。
アップロードするshpファイルについて
shpファイルをドラッグ&ドロップする時は、.shp、.dbf、.shx、.cpg、.prjファイルはまとめて選択してアップロードしましょう。
.shpファイルは図形情報を持っているので、これだけでも表示されますが、座標系やGISデータは持っていません。別のマップサービス上に展開する時に座標系がわからず苦労する時も多々あります(微妙にズレてる。。。とかありえます。)
.shp | 図形情報を格納 |
.dbf | 属性情報を格納 |
.shx | インデックス情報を格納 |
.prj | 座標系を格納(日本測地系とか世界測地系とかいろいろある。) |
.cpg | 属性情報の文字コードを格納 |
.dbfの属性情報について
本ブログでは、https://mapshaper.org/ のサイトを利用して変換しています。
これは、.dbfの属性情報を外部サーバーにアップロードしていると同義です。
もし、個人情報や機密情報を扱っている場合は、利用は控えましょう。(情報漏洩になりえます。)
ライセンスについて
Natural Earthを利用するのに許可や著者のクレジットも不要!
マップに対する全ての金銭的権利を放棄し、商業的な目的での使用もOKだそう。
Happy mapping!
マッピングを楽しんでね!とのこと。ありがたいです。
Summary
ESRIのArcGISを扱っていたのが懐かしいです。昔はジオデータベースにshpファイルをインポートしてたり、ラスターデータを変換したり、思い出が蘇ります。