旅をして多くの人と出会った。
本当にかけがえのないものばかり。
それから結婚もした。毎日が楽しい。でも旅してた時ほどの偶然は起きない。田舎に住む?2人で旅をする?お互いの事情を話し合ってどれもグッドではなかった。
そうだ!海外に住もう!唐突に思いついた。1年かけて妻に伝える日々。テレビに海が映し出されたら「クロアチアってね!」という感じに海外の良さを伝える。嫌な顔された。
だから一緒に海外に行った。行く国だけ決めてあとは流れに任せて。一緒にスーパーで買い方を観察したり、誰かに道を尋ねたり、尋ねられたり。コーヒーを頼むのも一苦労。水を頼んだつもりがコーラが出てきたり。
でも、帰る頃には妻が「住めるわぁ」と一言。
なら住んじゃおう!!
ということで、ポルトガルに住むことにしました。今から渡航です。
一度も行ったことないんだけどね。
ある人が言ってた、「EU圏内は国内みたいなもの。」だそうです。
さて、今の僕は不確実性を人生に少し入れることが楽しくなっている。
スケジュール通りにはできないことや、予期せぬトラブルに遭うなど、必ずしもいいことばかりではないかもしれないけれど、何もかもが予定調和では自分のキャパシティは広がらない。
自分の世界観の中で良いと感じるものだけを受け入れて、都合の悪いものを排除していると、その先にあるかもしれない豊かな人生の機会を逃してしまうことになる。だから旅をしていたいと思った。
2人家族になったからゆっくりと、そして遠くまで。
「ここで海外へ住んじゃうのか。とんでもないけど、おもしろいな、僕」っていう。
自分の人生に偶然を取り入れて行って、最後は「ああ。おもしろかった」って死ねれば、充分だ。
そもそも海外なんて2年前まで全く縁がなく、行くことすら考えず、住むことなんて絶対に考えられなかった。
コロナ禍で海外ノマドの人たちが帰ってきてて日本で偶然出会った。
彼らの話は嘘のような本当の話、大変なことばかりなのに活き活きしてた。
そんな彼らに影響されたのかもしれない。
今の時代、インターネットの発達・AIの登場で便利になった。
スマホさえあればどんな情報でも手に入る。
だけど、インターネットだけでは人生における本当に必要な情報は得られない。
人は本当に大切な情報のすべてを、わざわざネットには書かない。
だから人に会い、ご縁を大切にするんだ。
出会いは偶然。僕は旅の途中。
次はどんな偶然が待ってるんだろう。楽しみだ。